短冊メーカー

【2026年版】 短冊メーカー

夢のあるお願いごとのようですが、もうすこしだけ控えめにおねがいします。

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たまには自分のことでも、いいんだよ

「ふふっ✿できましたわ」
コハルビヨリは手元のキラキラした器を眺めて微笑みます。

ガラガラガラッ

「あら、いらっしゃいませ!ソノさん、ユメチさんっ!」
「こんばんわ〜。おぉ、立派な笹だねぇ。」


コハルビヨリの家族が営む割烹料理屋「薫風」の入口には
すでに短冊がいくつか飾られている大きな笹がありました。


「わ!わ!…ことしも、短冊…書く!」
髪をぴょこぴょこさせる、ソノヒグラシ。
そんな様子をお茶を淹れながら、コハもコハのお母さんも優しいまなざしで見守っています。


「まあまあ、まずはご飯を食べて、それからみ〜んなで書きましょっ!」
カウンターの上には、彩り豊かでほかほかとしたご馳走が並べられていました。


ポンッと鳴ったお腹。

「はぁ〜〜美味しかった〜!」「うん!うん!」
ニコニコした二人の様子を横目に、コハが冷蔵庫から器を取り出します。
「最後はデザートですわっ!」
キラキラつやつやなそこに、二人の輝いた顔が反射して。


「七夕ゼリーです!願いながら食べると良いですわっ!」


星とグラデーションがきれいな、まるで今日の夜空のようです。

「ありがとうコハ〜。短冊書いて、ゼリーをいただこうか。」
「うん!うん!」
食べたい気持ちと宝物にしたい気持ちが交互に移りながら、
ソノも一生懸命に短冊に願い事を書きました。

トモダチ、ふえますように!


「コハにも幸せでいてほしいんだ〜。
だから、たまには自分のことでも、いいんだよ?」
「えっ」

大切な友達の笑顔を見続けられますように

コハの短冊をみて、ユメチは優しく微笑みました。


「!!…うん!うん!」
ソノもコハの短冊をみて、
いつも自分たちの幸せを願ってくれるコハに胸がきゅっとなりました。


「…えへへ!ありがとうですわっ!」
コハは短冊を書き直して。

大切な友達と、わたしも幸せでいられますように!


3人とも、なんだか嬉しいようなくすぐったいような。
それでも笑顔で、きらきらの七夕ゼリーを口に運びました。

ひんやり甘い星空みたいな味に、
ソノは短冊を見つめながら、ふと考え込みます。


「あれ、ソノも書き直したの〜?」
ソノの短冊を見たコハとユメチは、
顔を見合わせて、ふふっと笑います。

トモダチと、ずっといっしょに笑えますように!

「……うん。きっと、その願いも叶うよ〜。」

ソノヒグラシ

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